PR

京都「豊国神社」ってどんなところ?見どころは?宝物館に秀吉の歯?

スポンサーリンク

豊国神社の社殿

京都の東地区には、豊国神社や高台寺、豊国廟など豊臣秀吉にまつわる観光スポットが集中しております。秀吉は晩年にこの辺りに奈良の大仏をも超える巨大な大仏を建てましたが、建てた直後に地震で倒壊してしまいました。

本日は豊国神社とその周辺を廻ってみたので、見どころなどについて紹介したいと思います。この神社には宝物館がありますが、そこにはちょっと面白いものがあります。

また、豊国神社がどんなところなのか、どういった経緯で創建されたのか、簡単に歴史などにも触れていきたいと思います。

豊国神社ってどんなところ?

豊国神社は豊臣秀吉を祀る神社で創建は1599年です。ちなみに豊臣秀吉が亡くなったのが1598年なので、その翌年に建てられたことになります。

秀吉は遺言として自身を「新八幡」として祀るようにと指示していたと言われております。八幡(はちまん)というのは、神道の神様のことで、日本では八幡宮が至るところにありますね。その数はなんと4万社以上あるといいます。

八幡様は誉田別命(ほんだわけのみこと)とも呼ばれ、これは第15代の応神天皇と同一視されています。応神天皇は大阪にある誉田御廟山古墳(こんだごびょうやまこふん)に埋葬されていることになっておりますが、考古学的には存在は定かではありません。

この豊国神社は大阪夏の陣の後、一度は徳川家康によって取り壊しされました。家康が秀吉の神格化を嫌がったためですが、明治になって再建されております。

250年以上続いた江戸時代は放置されていた豊国神社ですが、明治天皇は秀吉を「天下統一を果たしたが、幕府を作らず天皇を尊重した人物」として再評価したようです。

豊国神社の石碑

豊国神社へのアクセス方法は?

豊国神社は京都駅から2キロ弱の場所にあり、歩いて行くことも可能です。

最寄駅は京阪本線「七条駅」であり、そこから徒歩で10程度です。バスで行く場合は最寄りのバス停は「博物館三十三間堂前」でそこから歩いて5分程度です。

豊国神社の見どころは?

さて、ここからは豊国神社の見どころについて紹介したいと思います。

唐門

この唐門は元々は伏見城にあったものを移設したと言われています。

伏見城というのは、京都にあった秀吉の居城であり、現在は残っておりません。跡地には明治天皇御陵が建てられております。

唐門は国宝に指定されています。

豊国神社の唐門

豊国神社の唐門

宝物館

豊国神社の中には宝物館があります。

豊国神社の宝物館

豊国神社の宝物館

宝物館の中には、なんと秀吉本人の歯といわれているものがあります。薄暗い中でのガラス越しでうまく撮影できませんでしたが、これがそうです。

秀吉の死因はいろいろな説がありますが、一説には実は歯がすべて抜けて、ろくに食べ物が食べられなくなったためという話もあることを聞いたことがあります。

今は入れ歯もありますが、歯は大事にしたいですね。意外と当たり前にあるものが、失って初めて大切さに気づいたりするものです。

秀吉の歯

秀吉の歯アップ

秀吉の歯

豊国神社周辺の見どころは?

豊国神社の周辺には秀吉にまつわる観光スポットが多く存在します。周辺の見どころについても紹介していきたいと思います。

方広寺

豊国神社のとなりには方広寺(ほうこうじ)があります。豊臣秀吉が大仏を安置するために建てたお寺ですが、大阪夏の陣の引き金となった有名な鐘があります。問題となったのは鐘に刻まれ文字列です。

国家安康」が家康の名を分割し、身を切断することを意味し、徳川氏を呪詛し、「君臣豊楽」の文字が豊臣家の繁栄を祈願しているとされました。

この辺りにあった巨大な大仏は、出来てから間もなく、地震によって大破してしまいました。このとき秀吉は次のように語ったといいます。

「自分の身もかばえない。地震で倒れるようなら。ご利益なんぞない。」

方広寺

豊国廟

京都の東地区には豊臣秀吉に関するスポットが多く存在します。あまり知られていない穴場ようですが、秀吉の墓である豊国廟(とよくにびょう)もこの辺りにあります。

「googleマップ」で調べても豊国廟の場所はよくわからなかったので、豊国神社の住職の方に聞いてみたところ、地図をくれて詳しく教えてくれました。

「ここから1キロほど離れたところに入り口があって、さらにそこから先、非常に長い階段を登ったところにあります。灯りがないので暗くなると非常に危険なので気をつけて下さい。」

心なしか、「大変だよ。危ないよ。行かないほうがいいよ。」と言っているような心の声が聞こえたような気がしました。事前に豊国廟が長い階段の上にあることは知っていたので、スポーツクラブで何回か有酸素運動をして少し慣らしておきました。

豊国廟参道の石標

高台寺

東地区には、秀吉の妻である北政所(寧々)が晩年を過ごして、眠っている高台寺もあります。京都では紅葉の時期にライトアップされる寺院が多くありますが、中でもここは人気のスポットになっております。

高台寺

湯葉料理

見どころというわけではありませんが、夕食は清水寺の近くで湯葉料理を食べました。

おかべ屋

この辺りには湯葉料理店がいくつかあって、値段もそれほど高いというわけではありません。「初めて見たときは、これがこの値段で食べれるんだ。」と思いました。清水寺に来たら、湯葉料理を食べることをおすすめします。

清水寺 湯葉料理

まとめ

京都の東地区にある豊国神社とその周辺をお散歩してみましたが、いかがでしたでしょうか。

この辺りに豊国神社の他に方広寺、高台寺といった豊臣秀吉に由来する施設が多いのですが、京都は他に金閣寺や清水寺など有名な観光スポットが多いため、意外と知られておらず、穴場になっていたりします。

京都をバスやタクシーで廻る人も多いと思いますが、駅から徒歩で行ける範囲にも、たくさん見どころがあります。一度はゆっくりと歩いて廻ってみるのもいいと思います。

  • 豊国神社は豊臣秀吉を祀る神社で創建は1599年。
  • 最寄駅は京阪本線「七条駅」。
  • 大阪夏の陣の後、家康によって取り壊しされた。
  • 明治天皇が秀吉を評価し、豊国神社を再建。
  • 唐門は伏見城のものを移設したものと言われており、国宝。
  • 宝物館には秀吉のものと思われる歯がある。
  • 秀吉の墓である豊国廟は少し離れている。

コメント

タイトルとURLをコピーしました