上賀茂神社(かみがもじんじゃ)は下鴨神社(しもがもじんじゃ)と並んで称される京都のパワースポットです。
アクセス方法や見どころなどについて紹介していきたいと思います。
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上賀茂神社について
上賀茂神社(かみがもじんじゃ)は京都でも最古の部類に入る神社であり、正式名称は賀茂別雷神社(かもわけいかづちじんじゃ)といいます。
よく下鴨神社と並んで称されますが、両方とも古代氏族である賀茂氏(かもうじ)の氏神を祀る神社です。
創建されたのがいつなのかは諸説ありますが、天武天皇の治世である678年にに今と同じような社殿が造られたとされております。
下鴨神社と同様に重要文化財がいくつもあり(41楝)、古都京都の文化財としてユネスコ文化遺産にも登録されております。
上賀茂神社の御祭神は?
上賀茂神社の御祭神は賀茂別雷命(かもわけいかづちのみこと)です。
賀茂別雷命は下鴨神社(しもがもじんじゃ)の御祭神である玉依媛命(たまよりひめのみこと)の息子となります。
上賀茂神社へのアクセス方法は?
電車・バス・徒歩での上賀茂神社のアクセス方法をいくつか紹介したいと思います。バスの停留所は「上賀茂神社」となります。
- JR京都駅から市バスに乗って約40分
- 地下鉄烏丸線「北山駅」から徒歩で約20分またはバスで約15分
- 地下鉄烏丸線「北大路駅」から徒歩で約20分またはバスで約15分
- 京阪本線「出町柳駅」から市バスに乗って約25分
今回はJR京都駅から市バスを利用しました。京都駅の烏森中央口からバスが出ております。
バスの乗車時間は約40分ですが、道路の込み具合によっては、もっと時間がかかることもあります。
停留所「上賀茂神社」のすぐ近くには売店があります。帰りに寄っていこうと思います。長い時間バスに乗っていたので、トイレに行きたくなっていましたが、この辺にはトイレは無さそうです。
売店のすぐ近くには上賀茂神社の鳥居(一の鳥居)がありますが、中にトイレはあるのかな?
経験上、神社の入り口付近にトイレがあることが多いですが、見た感じは無さそうです。ちなみに鳥居の奥に見えるもう一つの鳥居が二の鳥居です。
バス停から少し離れたところに公衆トイレがありました。上賀茂神社の境内の中にはトイレはないので、心配な方は少し遠回りになりますが、ここで済ませておくことをおすすめします。
上賀茂神社の見どころは?
上賀茂神社の見どころを紹介したいと思います。
ならの小川
一の鳥居を通り抜けて進んでいくと、右側に小川があります。小倉百人一首にも出てくる「ならの小川」です。
風そよぐ ならの小川の夕暮は みそぎぞ夏の しるしなりける
藤原家隆(ふじわら の いえたか)
景色を気に入ったのか、たくさんの人が写真を撮っていました。
願い石(陰陽石)
小川の橋を渡って右の方に行くと、願い石(陰陽石)があります。
この辺りは龍の住む池があったと言われており、池の底から出土した石が、この願い石だといいます。両手で同時に石に触れることで、その力をもらうことができるそうです。
細殿の立砂
上賀茂神社の境内は図のようになっております。現在地となっているのは、二の鳥居の前です。
二の鳥居を通り抜けると、重要文化財にも指定されている細殿(ほそどの)があります。
細殿の前には2つの砂の山がもられておりますが、これは「立砂(たてずな)」と呼ばれており、「清めの砂」の起源と言われております。
ちなみに、立砂で使用された砂は売店で売られております。
楼門
楼門(ろうもん)は重要文化財に指定されております。楼門の先に御本殿などがあります。楼門といえば下鴨神社にも確かありました。
楼門の先は式年遷宮で工事中でした。
式年遷宮というは、定められた年ごとに社殿を新しくし、神様にお遷りいただく祭儀のことをいいます。
伊勢神宮の式年遷宮が有名でニュースでも取り上げられておりました。伊勢神宮では20年毎に式年遷宮が行われますが、上賀茂神社では21年ごとに行われます。
本来なら社殿を新しく作るのがしきたりですが、上賀茂神社については社殿の多くが国宝や重要文化財に指定されているため、補修・修理で済ませているようです。
本殿への特別参拝
通常は拝殿からの参拝になりますが、特別参拝(有料)を申し込むと本殿の間近に行くことができます。
特別参拝は拝殿の横の部屋に案内され、神主さんから上賀茂神社の生い立ちなどの説明があります。その後お祓いをしてもらって本殿に案内されます。
帰りはバス停ちかくの売店で「やきもち」を買って食べました。