今回は奈良県の三輪・巻向周辺を歩いて廻ってみて見どころなどを紹介したいと思います。
この辺りは古代史に関係するスポットが多いのが特徴です。三輪には日本最古とも言われている大神神社(おおみわじんじゃ)があり、神が住み聖地とされていた三輪山があります。
また、巻向では巻向遺跡の発掘が進んで、近年、いろいろな発見がニュースになっておりますね。卑弥呼の墓ではないかとも言われている箸墓古墳も巻向周辺にあります。
奈良方面から三輪駅で降りて、まずは大神神社を目指しました。
三輪駅へのアクセス
大阪や京都方面から行く場合は、一度、JR奈良駅を目指します。奈良からは「JR桜井線」で30分弱で三輪駅に到着します。利用者が少ない路線のようで、車両は2両でした。
三輪駅は駅員のいない無人駅でした。シャッターが降りてますが、一応、駅員が滞在できそうな場所は存在しています。時期によっては大神神社(おおみわじんじゃ)などは混みそうなので、駅員がいるのかもしれません。
三輪駅の回りは開発中でした。駅の近くには食事処や商店(肉屋だったかな)などがあります。コンビニを探してみましたが、近くにはないみたいでした。
大神神社の大鳥居
三輪駅の近くにある周辺案内図を見てみると、大神神社に向かうには
- 駅から出て少し真っ直ぐに進む
- 右折して大通りまで進む
- 大通りに出たら右に曲がる
- 線路を超えてまっすぐ進む
で行くことができます。
ただ、その方法で行くと大鳥居は通りません。なんとなく大鳥居を通りたかったので、まずは大鳥居に向かってみました。
これが大神神社の大鳥居ですが、大きさにびっくりしました。高さは約32メートルで日本一大きい鳥居だということです。
この鳥居は昭和59年10月13日の昭和天皇ご親拝を記念して、昭和61年5月28日にできたといいます。わりと新しいものなのですね。
大神神社
大鳥居を通ってしばらく真っすぐ進み踏切を越えると、間もなく大神神社(おおみわじんじゃ)です。
日本でも最古の部類に入る神社だそうですが、いつ建てられたのかはわかりません。普通は神社には本殿がありますが、この神社は背後にある三輪山を御神体としており、本殿はありません。
大神神社の駐車場には平日なのにけっこう車が止まっておりました。
駐車場を超えると大神神社の鳥居が見えてきます。
こちらが大神神社の境内案内図です。左奥のほうにある狭井神社(さいじんじゃ)から三輪山に登ることができます。
大神神社の拝殿です。かなり立派ですが江戸幕府第4大将軍、徳川家綱によって1664年に再建されたものだそうです。
大神神社の拝殿の向かって右のほうには天皇社(てんのうしゃ)があります。
第十代天皇の崇神天皇(すじんてんのう)を祀っております。それ以前の天皇については、神話上の人物で実在するかどうかも定かでないですが、崇神天皇は伝えられているエピソードも多く、考古学上、実在した可能性が高い最初の天皇となります。
大神神社の中にあるこの建物は宝物収蔵庫です。この日は開放されておりませんでした。毎月の朔日(1日)と土日祝日のみ開放されるそうです。
大神神社の中にあるこの建物は祈祷殿(きとうでん)です。1997年に完成した建物で、わりと新しいです。祈祷殿では結婚式などの行事が行われているそうです。
結婚式はだれでも、ここでできます。ご興味のある方はコチラを確認してください。
祈祷殿には地下があって休憩所があります。ここではカロリーメイトやソイジョイなどが自動販売機で売っています。
三輪山に登山する場合、山中は基本的に飲食禁止なので、途中でお腹が空くのが心配な方は、ここで軽く食べていくとよいかも知れません。
もちろん、三輪山に登りたいと思っています。カロリーメイトを持参していたので、ここで食べておきました。
拝殿に向かって左の方へ進んでいくと、狭井神社(さいじんじゃ)があります。三輪山の登山口はこの神社の中にあります。
また、ここでは三輪山の湧水の御神水を無料で飲むことができます。
三輪山に登山もしましたが、それについては別のページで紹介したいと思います。
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