奈良観光の穴場スポット|鳥見山公園の見どころは?|見晴台・勾玉池

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鳥見山公園の勾玉池

鳥見山公園の勾玉池

鳥見山公園(とりみやまこうえん)は奈良県宇陀市(ならけんうだし)にある鳥見山の中腹にある自然公園です。

この周辺では縄文時代から弥生時代にかけての遺跡が見つかっており、また初代天皇である神武天皇にまつわる伝承が伝えられております。

今回来たのは紅葉シーズンの前でしたが、鳥見山公園は11月の中旬から下旬にかけては、美しい紅葉を見ることができます。

ちなみに福岡県鏡石町にも同じ名前の公園があるので、そちらと間違えないようにしてください。また奈良県桜井市にも同じ漢字の山がありますが、こちらは鳥見山は「とみやま」と読みます。

奈良県宇陀市の鳥見山公園の見どころなどについて見ていきたいと思います。

鳥見山公園へのアクセス方法は?

鳥見山公園の最寄り駅は近鉄の榛原駅(はいばらえき)となります。近くにある橿原駅(かしはらえき)と漢字が似ているので間違えないようにしてください。

近鉄の榛原駅

近鉄の榛原駅

榛原駅から鳥見山公園までは距離にして3キロ程度ですが、上り坂が続くので歩いていくと「1時間」ぐらい、あるいはそれ以上かかるようです。

榛原駅からバスで停留所「宇陀警察署前」まで行って、そこから歩くアクセス方法もありますが、それでもバス停から鳥見山公園までは離れているので30分~40分程度歩くことになります。

アクセスがあまりよくないということもあり、鳥見山公園が人の少ない穴場スポットとなっております。今回は行きはタクシーで、帰りは歩くことにしました。

前日に行った榛原駅から割と近い三輪駅や巻向駅が無人駅だった(下記ページ参照)ので、似たような無人駅を想像していたのですが、駅のまわりには思ったよりも施設がありました。

→ 三輪山の登山|狭井神社・御神水・山頂には大物主が鎮まる奥津磐座

榛原駅の駅前にはコンビニのファミリーマートがあります。中で食事できるスペースもあったので、ここで弁当を食べることにしました。あまりお腹は空いていませんでしたが、この後、しばらく食事ができる見込みはありません。

事前の調査では鳥見山公園付近にはお店はなかったので、無理矢理でも、食べ物を詰め込んでおこうと思いました。

榛原駅前のコンビニ|ファミリーマート

榛原駅前のコンビニ|ファミリーマート

タクシーの料金は千円を少しオーバーするぐらいで見込んでいましたが、台風の影響で鳥見山公園へ行く道が通行止めとなっていました。

そのため、かなりの回り道になってしまい、結局、タクシー料金は「1,650円」かかりました。

鳥見山公園へ向かう途中の道は車が2台通る広さはありません。そのため、対向車が来ると非常にやっかいです。行くときも1回だけ対向車が来ましたが、スペースのあるところまで、バックする羽目になりました。車で行くなら、そのへんは覚悟しておく必要があります。

この通行止めは、その後もずっと続いているようです。早く解消してほしいという陳情(要望書)なども出されているらしいですが、なかなか通らない状況みたいです。

予算不足なのか、市のやる気のなさが伝わってきますね。鳥見山公園はとてもいいところなので、国も補助金を出してもう少し整備してほしいところです。

鳥見山公園への道路|通行止め

鳥見山公園への道路|通行止め

鳥見山公園の駐車場

こちらは鳥見山公園の駐車場です。公園の案内図があればいいのですがそういったものも見当たらず、どこになにがあるのかわかりにくかったです。

とてもいいところなので、もう少し予算をつけて整備してもらいたいなと感じました。ところで、どこが管理しているのでしょうか。国?県?市?

鳥見山公園の駐車場

鳥見山公園の駐車場

駐車場には石碑がありますが、何の石碑なのかはわかりませんでした。説明書きが近くにあるとうれしいですね。

鳥見山公園駐車場近くの石碑

鳥見山公園駐車場近くの石碑

駐車場にある鳥居の先に行くと、ここからは想像もできないのですが、とても美しい池があります。

鳥見山公園の鳥居

鳥見山公園の管理事務所とトイレ

駐車場から少し歩くと、管理事務所があります。鍵がしまっていて中に人はいないようでした。

鳥見山公園の管理事務所

鳥見山公園の管理事務所

管理事務所から少し離れたところにトイレがあります。

鳥見山公園のトイレ

鳥見山公園のトイレ

鳥見山公園の見どころは?

では、ここからは鳥見山公園の見どころについて紹介していこうと思います。

見晴台

トイレに近くには見晴台へ続く道の入り口があります。どれぐらいの時間で行けるのかわかりませんでしたが、なにわともあれ、見晴台まで行ってみることにしました。

鳥見山公園|見晴台入り口

鳥見山公園|見晴台入り口

「マムシ注意!」

こういうのを見るとちょっと、気が引けてしまいますね。マムシは数メートル飛ぶなんて聞いたこともあります。マムシがいないか注意しながら進んでいこうと思います。

鳥見山公園|マムシ注意

鳥見山公園|マムシ注意

見晴台に行くには上り坂を登っていきますが、それほど遠くではありません。階段を5~6分歩くと見晴台に到着します

鳥見山公園|見晴台へ続く階段

鳥見山公園|見晴台へ続く階段

見晴台が見えてきました。

鳥見山公園の見晴台

鳥見山公園の見晴台

見晴台からの景色です。鳥見山は標高735mで、なかなか高い山です。ここは頂上ではないですが、山のかなり上のほうみたいです。

鳥見山公園|見晴台からの景色

鳥見山公園|見晴台からの景色

勾玉池

一旦、駐車場に戻って先程の鳥居の先に行きました。

鳥見山公園には池があるのは事前の調査で知っていましたが、駐車場についたときは、池があるような気配は全くなかったので、こんなすばらしい池がすぐ近くにあるのは意外でした。

この池は勾玉池(まがたまいけ)といいます。同じ名前の池が伊勢神宮にもありますね。

超能力捜査官のジョゼフ・マクモニーグル氏によると、この辺りに卑弥呼の住んでいた建物があったといいます。魏志倭人伝に登場する邪馬台国の卑弥呼です。

彼の言うことはすべてが当たるというわけではないそうですが、なかなかの確率で当たるということなのであなどれません。

鳥見山公園は古い遺跡が出ている場所でもあり、興味深い話ではあります。ちなみに、この場所から近い平地の巻向が、現在は邪馬台国の有力地となっています。卑弥呼の時代の建物跡が次々と発見されているためです。

鳥見山公園の勾玉池

鳥見山公園の勾玉池

勾玉池の近くには休憩所があります。

鳥見山公園|勾玉池周辺の休憩所

鳥見山公園|勾玉池周辺の休憩所

池沿いに歩いていると、小さな神社がありました。「高津縄姫之命」と書いてあります。皇女か神様だと思われますが、調べてみても誰なのかわかりませんでした。

小さな神社

勾玉池の中では魚がたくさん泳いでおります。魚のことは詳しくないですが、朱色のものも居ますね。鯉でしょうか。

勾玉池の魚たち

池の周辺にも石碑があります。かなり古そうな感じがしますが、何の碑かはわかりません。説明書きがあったらよいのですが、なにやら和歌のような感じですね。

鳥見山公園の石碑

鳥見社

何やら古そうな鳥居とその奥には神社があります。鳥居には「鳥見社」と書いてあります。

鳥見社

これが奥にある神社です。どうやら3人が祀られているようです。

  • 右:大山祇御祖命(おおやまつみみおやのみこと)
  • 中:皇祖天神(みおやのあまつかみ)
  • 左:神日本磐余彦尊(かんやまといわれひこのみこと)

神日本磐余彦尊というのは、初代天皇と言われている神武天皇のことですね。神話上に登場する人物なので、実在したのかどうかは諸説あります。

鳥見山公園の鳥見社

鳥見山公園の鳥見社

鳥見社を斜めから撮った写真がこちらです。

鳥見山公園の鳥見社

鳥見山公園の鳥見社

降神石と数々の石碑

鳥見社から振り返って池の方を見ると、降神石という石があります。神が腰掛けるための磐座(いわくら)のようです。

鳥見山公園の降神石

鳥見山公園の降神石

鳥見山公園はどこに何があるのかが、わかりにくいですが、探索を続けていると、道案内の札がありました。「山部赤人の墓」とありますね。

「ところで、山部赤人ってだれだろ?」

聞いたことがあるような気もしますが、調べてみると奈良時代の歌人のようで、万葉集や古今和歌集に山部赤人の歌が採用されております。

鳥見山公園道案内|山部赤人の墓

鳥見山公園道案内|山部赤人の墓

誰がどのような意図でこの場所にこのような石碑を建てたのしょうか? 所々に石碑があるのに、何の碑だかわからないのはとても残念です。かなり古そうな石碑もありますね。

鳥見山公園の石碑

鳥見山公園の石碑

鳥見山公園の石碑

鳥見山公園の石碑

鳥見山公園の石碑

鳥見山公園の石碑

展望台

あまり整備されているようには見えない展望台がありました。

鳥見山公園の展望台

鳥見山公園の展望台

展望台の上からの景色です。

鳥見山公園|展望台からの景色

鳥見山公園|展望台からの景色

神武天皇霊畤跡

この石碑には「鳥見山中霊畤跡」と書いてあります。霊畤(れいじ)というのは新天皇が即位後最初に行われる新嘗祭(にいなめさい)行う場所のことです。

新嘗祭とは11月23日に行われる宮中祭祀です。

天皇と言っても歴代100人以上いるので、だれなのかということになりますが、伝説上の人物で初代天皇である神武天皇(じんむてんのう)の霊畤です。

実は鳥見山はこの他に奈良県桜井市にもあります。桜井市の鳥見山は「とみやま」と読みますが、こちらも神武天皇が霊畤を行った場所と伝えられております。

霊畤は一人の天皇に付き一箇所なので、どちらかが偽物、あるいは両方偽物ということになります。桜井市の鳥見山にも行ったので、ご興味のある方は次の記事をご参照ください。

→ 桜井市鳥見山の霊畤についての記事

神武天皇霊畤跡

神武天皇霊畤跡

まとめ

奈良県宇陀市の鳥見山公園の見どころなどについて紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。

この公園は非常に良い場所なのですが、残念に思ったのがあまり整備がされていないことです。このままでは、将来この場所が廃れてしまうのではないかと危惧します。

日本ではデフレ基調が長く続いていますが、そんなときこそ財政出動が必要です。国はもっと公園整備などに予算をつけて観光を盛り上げてほしいところですね。

同じ奈良県にある馬見丘陵公園なんかは、かなり整備されていて、人もたくさん来ていました。せめて県が管理する公園になれば、もう少し整備されそうな気がします。

ともあれ鳥見山公園は、人の少ない奈良の穴場スポットと言えるでしょう。今回はシーズン前でしたが、紅葉のシーズンにもぜひ来てみたいと思います。

 

 

 

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