成田山公園は成田山新勝寺の境内にある公園で、東京ドーム約3.5個分の広さがあります。
そのため、この公園を散策することはちょっとしたウォーキングにもなるのですが自然豊かで、梅・桜・藤・菊・紅葉などそれぞれの四季を楽しむことができます。
今回は紅葉のシーズンの成田山公園を訪れたので、その見どころなどについてレポートしていきたいと思います。桜のシーズンにも行ったことがあるので、桜の写真も掲載します。
成田山公園ってどんなところ?
新勝寺の敷地内にある成田山公園は1928年に完成した、大庭園です。園内には3つの池(文殊の池・龍樹の池・龍智の池)があり、書道美術館が隣接しております。
犬の散歩はいいの?
自然豊かで広いスペースなので、愛犬を連れて行って散歩させたいと考える方も多いと思いますが、成田山公園は犬の散歩は禁止となっております。
成田山公園の見どころは?
それでは、成田山公園の見どころについて紹介していきたいと思います。
豊かな自然
成田山公園の遊歩道は木々に囲まれており、ちょっとした自然探索気分を味わうことができます。ちょっと疲れたら森林浴目的で来るのもよいかも知れません。
雄飛の滝
公園内には滝がありますが、こちらは雄飛の滝(ゆうひのたき)といいます。栃木県塩原にも雄飛の滝がありますが、それを模したそうです。
滝の横にはスペースがありますが、何のためにあるのかわかりませんでした。なにか修業をする場所でしょうか。
洗心堂
雄飛の滝の近くで古そうな建物があります。この建物は洗心堂と呼ばれる修行道場のようですが、見た感じでは現在は使用されていないようです。
噴水
公園内の噴水の先には成田山新勝寺の平和の大塔があります。
ちなみにこちらが平和の大塔側から見た噴水です。
秋の紅葉
成田山公園では春には桜を、秋には紅葉を楽しむことができます。園内にはいくつか池がありますが、池と紅葉のマッチがすばらしいです。
こちらは「明徳不動橋」「昭和二年五月成」と書いてあります。橋の先には、紅葉が見られます。
こちらは鮮やかな紅葉が新勝寺の建物(平和の大塔)とマッチしていますね。
成田山公園の紅葉の見頃は例年ですと、11月中旬から12月上旬となります。
成田山書道美術館
成田山公園の奥には成田山書道美術館があります。1992年に開館されたもので、江戸末期から現代までの近代日本の作品や資料などが保管されています。
建物付近の紅葉も鮮やかでした。
書道美術館の奥の方には赤松庵(せきしょうあん)という茶室がありますが、普段は開放されていません。紅葉まつりで開放されて、茶会が開かれます。
龍智池と浮御堂
龍智池と奥の方で池の上に建っている建物が浮御堂(うきみどう)です。成田山公園で最もおすすめなスポットといえるでしょう。
浮御堂の上に行くこともできます。
浮御堂からの景色です。雨が降ってきたのですが、屋根があるので雨宿りにもいい場所です。
龍智池の中を覗いてみると錦鯉が泳いでました。
龍智池の近くには名取亭という食事亭がありますが、そこで鯉の餌が売っております。もちろん、池の鯉に餌やりをすることができます。
三池大僧正像
成田山公園内にあるこちらの像は「三池大僧正像」と書いてあります。一体どんな人なのでしょうか。
三池大僧正は成田山新勝寺の14代貫首になった人であり、本名は三池照鳳(みいけしょうほう)といいます。明治時代に成田山の修復や拡張で活躍し、成田山公園の基礎を作った人です。
高浜虚子の句碑
こちらは「高浜虚子の句碑」と書いてあります。高浜虚子(たかはまきょし)は明治から昭和にかけて活躍した俳人・小説家で、本名は高浜清(たかはまきよし)といいます。
ここには歌舞伎役者の七代目「市川団十郎」と6代目「市川団蔵」の銅像があったといいますが、戦時中に銅などを拠出するために撤去されてしまったといいます。
石碑の俳句には「凄かりし 月の団蔵 七代目」と書かれているようですが、「団蔵」は市川団蔵、「七代目」は市川団十郎を表していると思われます。
春の桜
成田山公園の秋の紅葉は、本当に素晴らしいですが、春のシーズンには桜を楽しむことができます。こちらは噴水の近くで咲いている桜です。
龍智池周辺にも桜の木が少しあります。
個人的には、この赤石付近の桜が一番見事だと思いました。
成田山公園周辺の観光スポットをもっと探してみる(たびノート)
成田山公園のアクセス方法は?
成田山公園のアクセス方法について簡単に触れておきたいと思います。
最寄りの駅はJR成田駅または京成成田駅となります。どちらの駅からでも距離はほとんど変わらず徒歩20分程度です。そこから参道などを通って成田山新勝寺へと向かっていきます。
成田山公園の入り口は成田山新勝寺の中にいくつかあります。平和の大塔から階段を下っていくと、成田山公園の噴水がありますし、こちらの入り口は奥之院の近くです。
こちらは成田山新勝寺の境内マップです。右の部分が成田山公園となります。とりあえず、新勝寺の大本堂を目指せば、右側に公園があるのでわかると思います。
まとめ
成田山公園の見どころなどについて紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。
成田山参拝の際に、寄ってみるのもよいですが、秋の紅葉シーズンなんかには成田山公園をメインの目的として、ついでに成田山新勝寺参りでもよいかと思います。量はそれほど多いというわけではありませんが、春のシーズンには桜の花を楽しむことができます。
園内はかなりの広さがあるので、ウォーキングにもよいですし、森林浴でリフレッシュもできることでしょう。
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