PR

香取神宮の要石は地震を抑えている?見どころは?三本杉・御神木

スポンサーリンク

香取神宮

千葉県香取市にある香取神宮は古来よりパワースポットとして親しまれているところです。

香取神宮には立派な本殿がありますが、人によっては奥宮から強いパワーを感じたりするそうです。また、境内にある要石は地震の原因とされるあるモノを抑えていると言われています。

このちょっと不思議な香取神宮ですが、いつ創建されて、どのような歴史のあるところなのでしょうか。また、どんな文化財があって見どころはどこなのでしょうか。

香取神宮のこれらのことについて紹介していきたいと思います。

香取神宮ってどんなところ?

香取神宮の簡単な歴史などについて紹介したいと思います。

神宮というのは格式高いは特別な神社であり、明治以前は伊勢神宮、鹿島神宮、香取神宮の3つしかありませんでした

初詣で有名な明治神宮は明治天皇を祀る神社であり、1920年に創建されたものです。奈良にある橿原神宮についても1890年に明治天皇が創建しました。

それでは、香取神宮とはどのようなところなのか、見ていきたいと思います。

香取神宮の御祭神は?

香取神宮の御祭神は、経津主大神(ふつぬしのおおかみ|フツヌシ)です。日本書紀における出雲の国譲り神話で登場する神です。

出雲の国は大国主大神(おおくにぬしのおおかみ|オオクニヌシ)が統治していましたが、高天原(天上の国)を収めていた天照大御神(あまてらすおおみかみ|アマテラス)は、出雲は我が子が統治すべきと考えました。

そして天照大御神が出雲に派遣したのが武神の武甕槌大神(たけみかづちのおおかみ|タケミカヅチ)と香取神宮の御祭神である経津主大神でした。

大国主大神の息子である建御名方神(たけみなかたのかみ)とタケミカヅチと戦闘になりますが、タケミカヅチが勝ち、オオクニヌシは出雲の国を譲ることを決心します。

ちなみに伊勢神宮はアマテラスを御祭神としており、鹿島神宮に祀られているのはタケミカヅチです。これらの神は有名でゲームや漫画などによく登場するので、一度は名前を聞いたことがあるのではないでしょうか。

オオクニヌシ|フツヌシ|タケミカヅチ

オオクニヌシ|フツヌシ|タケミカヅチ

香取神宮の創建はいつ?

香取神宮の創建は社伝によれば神武18年となります。神武天皇なんて聞いたことはないという方もいるかも知れませんが、初代天皇と伝えられている人物です。その神武天皇が即位したといたのが、日本書紀によると紀元前660年となります。

つまり神武18年というのは紀元前643年で、社伝通りだとかなり古い神社ということになります。神武天皇を知らない人が多いのは、歴史の教科書などには登場しないからです。戦前の教科書には登場していましたが、戦後はGHQの方針などにより削除されてしまいました。

神武天皇について伝えられている話には神話的な要素が強く、考古学の観点からも実在したかどうかは定かではありません。実在が現実的になるのは第10代の崇神天皇(3世紀後半)あたりからですが、神武天皇と崇神天皇は同一人物という説もあります。

神武天皇が実在したとしても、さすがに紀元前643年の即位ではなく、もっと後のことだと考えられます。このあたりは、日本書紀の作成時に古い歴史のある国に見せようと話を盛った可能性があります。

中国なんかは紀元前からかなり詳細に書かれている歴史書があるので、対抗心などもあったことでしょう。そうだとしても、香取神宮がかなり古くからあって歴史のある神社ということは間違いありません。

神武天皇の像

神武天皇の像

香取神宮では式年遷宮は行われている?

伊勢神宮は20年に一度、新しい社殿を作って御神体(八咫鏡)を遷す式年遷宮が行われていますが、香取神宮はどうなのでしょうか。

香取神宮についても式年遷宮が行われていましたが、戦国時代に止まってしまいました。そのかわりに12年に一度、式年神幸祭が行われております。

ちなみに伊勢神宮についても室町時代後期に財政難で120年ほど、式年遷宮が中止されてました。それを支援をして復興したのは意外ですが、織田信長です。そして豊臣秀吉、徳川家康ものそれに追従して支援し、今日でも式年遷宮が実施されております。

織田信長の像

織田信長の像

香取神宮の重要文化財は?

香取神宮で国の重要文化財に指定されているのは、本殿楼門、それと宝物館に保管されている古瀬戸の狛犬(こせとのこまいぬ)、双竜鏡となります。

古瀬戸の狛犬は1976年に発行された250円切手のデザインで使用されました。現在ではこの切手は発行されていませんが、ネットで「古瀬戸の狛犬 250円切手」などで検索すると見ることができると思います。またこの切手はヤフオクやメルカリなどで出品している場合があります。

古瀬戸の狛犬は撮影禁止なので、かわりに香取神宮の楼門の脇にいた狛犬の画像をあげておきます。

香取神宮|狛犬

香取神宮|狛犬

香取神宮の要石が地震を抑えている?

香取神宮の境内には、要石という不思議な石があります

古代にはこの辺りは地震が頻発していて、人々は困っておりました。地震の原因は地面の中にいるオオナマズが暴れていると考えられていました。

神々は、これを封じるために石棒を地面に差し込み、オオナマズの頭と尻尾を抑え込んだと伝えられています。この香取神宮の要石はオオナマズの尻尾を抑えているとされ、頭を抑えている要石は鹿島神宮にあります。

江戸時代に水戸黄門こと水戸光圀が鹿島神宮の要石に興味を持って、掘らせてみたといいます。しかし、いくら掘らせても先にはたどり着かず諦めたと伝えられています。

要石の写真については、後ほどの見どころで紹介したいと思います。

香取神宮に鹿がいるのはなぜ?

香取神宮の境内には鹿園がありますが、不思議に思う方も多いのではないでしょうか。

なぜ鹿が飼われているのかというと、古来より鹿は神の使いとされてきたからです。香取神宮と鹿島神宮は数十キロ離れていますが、かつて神はその連絡手段として鹿を使っていたという言い伝えがあります。

鹿島神宮にも鹿園がありますが、奈良にある春日大社の鹿はかつて鹿島神宮の鹿を連れてきたと言われております。

鹿島神宮の鹿たち

鹿島神宮の鹿たち

香取神宮は犬を連れて大丈夫?

実は愛犬と一緒に入れる神社仏閣はあまり多くありません。日本では古来より神様がいる神聖な場所に動物を入れるべきではないと考えられてきたからです。

この香取神宮も、本殿に犬を連れて行くことはできませんが、神社では珍しく、参道などは連れて行っても大丈夫です。参道にある食事処「亀甲堂」は、犬を店内に連れ込むこともOKとなっております。

香取神宮の見どころは?

それでは香取神宮の見どころについて紹介したいと思います。境内のマップはこんな感じです。

香取神宮|境内マップ

香取神宮|境内マップ

参道商店会

第一駐車場から鳥居までの間は商店が並んでおり(参道商店会)、お食事を取ったり、お土産を買うことができます。犬連れ込みOKの食事処「亀甲堂」もここにあります。

香取神宮|参道商店会

香取神宮|参道商店会

岩立本店は明治時代からある、わらび餅で有名な店です。お土産としてわらび餅を買っていくのが定番なのでしょうが、茶道裏千家家元賞受賞の「芋娘」というのが気になりました。

香取神宮|岩立本店

香取神宮|岩立本店

今回のお土産は芋娘です。冷やして食べたほうが美味しいと言われました。

香取神宮|岩立本店|芋娘

香取神宮|岩立本店|芋娘

大鳥居

参道商店会を抜けると、大鳥居と社号標が見えてきます。

香取神宮|鳥居

香取神宮|鳥居

鳥居手前の左手には、佐原(現香取市)出身の政治家、山村新治郎の像があります。右が第10代新治郎、左が第11代新治郎で2人は親子です。

第11代新治郎はよど号ハイジャック事件のときには、乗客の代わりに身代わりとなって人質となりました。

山村新治郎の像

山村新治郎の像

奥宮

山村新治郎の像の左の方に、奥宮へと続く道があります。この先はかなりの急坂となっております。

香取神宮|奥宮

香取神宮|奥宮

こちらが奥宮です。祀られているのは香取神宮の主祭神でもある経津主大神(ふつぬしのおおかみ)で、この社殿は伊勢神宮の式年遷宮(昭和48年)の際の古材を使って作られました。

奥宮自体は恐らくはかなり古くからあるもので、ネットを検索してみると、ここから強いパワーを感じたという声が見られます。静かで独特の雰囲気がありますが、筆者はそういったものを感じる能力は残念ながらもっていません。

賽銭箱に見慣れた家紋が入っておりますね。

香取神宮|奥宮

香取神宮|奥宮

賽銭箱のアップですが、豊臣家の家紋である五三の桐紋(ごさんのきりもん)が入っております。香取神宮は時の権力者である源頼朝、足利尊氏、豊臣秀吉、徳川家康などの支援を受けていますが、その影響でしょうか。

香取神宮|奥宮|豊臣の家紋

香取神宮|奥宮|豊臣の家紋

奥宮の近くには飯篠長威斎(いいざさちょういさい)のお墓があります。室町時代の剣豪で、天真正伝香取神道流の始祖です。子孫は今でも香取の地に道場を構え、彼の剣技を伝えているといいます。

飯篠長威斎のお墓

飯篠長威斎のお墓

表参道

大鳥居をくぐると、その先には森に囲まれて神秘的な表参道があります。ここは犬連れもOKなので、もしかしたら、犬とすれ違うかも知れません。

香取神宮|表参道

香取神宮|表参道

表参道を通ると、なにやら水が流れる音が聞こえてきますが、その原因は参道の脇にある水路です。

香取神宮|表参道|水路

香取神宮|表参道|水路

要石

表参道を総門に向かって進んでいくと、右手に要石へと続く道(要石道)があります。

香取神宮|要石道

香取神宮|要石道

要石道を進んでいくと、護国神社があります。この神社は周辺の戦没者などを祀っております。

香取神宮|護国神社

香取神宮|護国神社

護国神社にも豊臣の家紋がありました。

護国神社|豊臣の家紋

護国神社|豊臣の家紋

護国神社の先へとさらに進んでいくと要石があります。

古来、このあたりは地震が多く、それは大なまずが住み着いていて暴れているからだと考えられていました。そこで神様は地中深く石の棒を指して、大なまずの頭と尾を押さえたと伝えられております。

もう一方の要石は鹿島神宮にあります。

香取神宮|要石

香取神宮|要石

要石をアップしたものです。周辺にはお賽銭が投げられていますね。

香取神宮|要石

香取神宮|要石

勅使門

表参道を進んでいくと、やがて鳥居が見えてきます。鳥居の先に見える朱色の建物は総門です。

香取神宮|総門

香取神宮|総門

左手には神池があります。表参道の水路の水はここから流れているのでしょうか。

香取神宮|神池

香取神宮|神池

鳥居の右手には勅使門があります。1781年に建設されたもので、県の指定文化財です。香取神宮の大宮司家の表門として制作されましたが、邸宅は消失してしまい、この門だけが残りました。

香取神宮|勅使門

香取神宮|勅使門

楼門

総門の先には楼門があります。鮮やかに塗られていてわりと新しい建物の感じがしますが、1700年に造営されたもので、重要文化財に指定されております。

香取神宮|楼門

香取神宮|楼門

楼門の下の方には左右に像(人形?)が設置されております。これは左側の像ですが、見慣れた家紋の入った服を着ています。もしや織田信長? と思いきや、これは大化の改新で有名な藤原鎌足だそうです。

鎌足の旧姓の中臣家といえば、香取神宮よりも鹿島神宮と縁があると思っていましたが、ちょっと以外でした。

香取神宮|藤原鎌足の像

香取神宮|藤原鎌足の像

右側の像も織田家の家紋が服に入っております。しかも、豊臣家の家紋がガラスに反射して写っております。これは豊臣秀吉? と思いきや、武内宿禰(たけのうちすくね)の像だといいます。武内宿禰は古事記や日本書紀に登場し、古代の複数の天皇に使えて大臣をしていた人物だと伝えられております。

香取神宮|武内宿禰の像

香取神宮|武内宿禰の像

拝殿

こちらは拝殿です。見るからに豪華な感じですが、昭和15年に建てられたものです。拝殿の後ろに本殿がありますが、柵で囲まれています。

香取神宮|拝殿

香取神宮|拝殿

6月と12月には拝殿の前に茅の輪が設置されます。この輪をくぐる(茅の輪くぐり)ことによって半年間の罪や汚れを落とせると伝えられております。

香取神宮|茅の輪

香取神宮|茅の輪

画像引用元:photolibrary

本殿

本殿は1700年に徳川幕府によって建てられたもので、重要文化財に指定されております。厳重に柵に囲まれており、一般人は柵の中に入ることはできません。

香取神宮|本殿

香取神宮|本殿

三本杉

拝殿の左にある三本杉は人気のパワースポットとなっております。源頼朝の祖先である源頼義(みなものとのよりよし)が祈願したときに1本の杉が3本に分かれたと伝えられております。

香取神宮|三本杉

香取神宮|三本杉

御神木

拝殿の右手には樹齢が1000年以上と言われる御神木があります。

香取神宮|御神木

香取神宮|御神木

宝物殿

御神木の近くにある宝物殿には、古瀬戸の狛犬や双竜鏡といった重要文化財などが保管されております。中は撮影禁止です。

香取神宮|宝物殿

香取神宮|宝物殿

桜馬場・鹿園

本殿の裏のほうには、さらに奥へと進む道があります。

香取神宮|本殿の裏の道

香取神宮|本殿の裏の道

その道を進んでいくと見晴のよい休憩所といった建物が見えてきます。

香取神宮|見晴のよい休憩所

香取神宮|見晴のよい休憩所

休憩所の左手には桜馬場が広がっております。春には桜、秋には紅葉が楽しめる場所です。

香取神宮|桜馬場

香取神宮|桜馬場

桜馬場では、ホオジロ、ハクセキレイ、ヒヨドリといった野鳥が見られるそうです。

香取神宮|桜馬場|野鳥

香取神宮|桜馬場|野鳥

桜馬場の奥へとさらに進んでいくと、鹿園があります。鹿さんたちはこちらをじーと見てますね。なにか餌でも貰えると思っているのかもしれません。

香取神宮|鹿園

香取神宮|鹿園

香取神宮周辺の見どころは?

香取神宮周辺の見どころについても紹介しておきます。

佐原の町並み

佐原は江戸時代に栄えた場所で、当時の面影が今でも残っております。佐原をお散歩してみれば、江戸時代にタイムスリップしたような感覚を覚えるかもしれません。

佐原の町並み

佐原の町並み

伊能忠敬旧宅

伊能忠敬は江戸時代に全国を歩き回って、日本地図を作った人物ですが、その旧宅が佐原にあって、観光スポットになっております。

伊能忠敬は商売で成功したので普通の庶民とはいえないでしょうが、当時の暮らしの様子が伺えます。

伊能忠敬旧宅

伊能忠敬旧宅

川を挟んで伊能忠敬旧宅の向かいには伊能忠敬記念があります。伊能忠敬についてもっと知りたい方は、ぜひ立ち寄ってみてください。

伊能忠敬記念

伊能忠敬記念

観福寺・伊能忠敬の墓

伊能忠敬旧宅から少し離れたところに観福寺(かんぷくじ)というお寺がありますが、ここには伊能忠敬の墓があります。

ここには伊能忠敬の爪と毛髪が収められており、伊能忠敬の本当のお墓は東京の源空寺(げんくうじ)にあります。

観福寺|伊能忠敬の墓

観福寺|伊能忠敬の墓

香取神宮へのアクセス方法は?

香取神宮へのアクセス方法について簡単に説明したいと思います。

電車を利用してアクセス

香取神宮の最寄り駅はJR成田線「香取駅」ですが、その隣の駅である佐原駅を利用する人が多いです。香取駅は無人駅で、周辺にはほとんど何もありませんが、佐原駅からはタクシーやバスが出ております。

香取駅

香取駅

佐原駅からのバスは佐原循環バスを使用してバス停「香取神宮」で降車します。本数は1時間に1本程度です。詳細については「佐原循環バス 時刻表」などで検索してみてください。ちょっと遠いですが、香取駅や佐原駅から徒歩で行くことも可能です。まとめますと

  • 佐原駅からタクシーを利用
  • 佐原駅から佐原循環バスを使用してバス停「香取神宮」で降車
  • 香取駅から徒歩で約2キロ
  • 佐原駅から徒歩で約4キロ

佐原駅から徒歩で行くのはちょっと遠いですが、佐原は江戸時代に栄えたところで、その頃の面影が残っている街であり、日本地図を作った伊能忠敬旧宅などもあります。ゆっくりと観光しながら行くのもよいと思います。

佐原駅

佐原駅

車でのアクセス

車で行く場合、東関東自動車道の佐原香取インターチェンジから、3分程度の場所です。

香取神宮には無料の駐車場があります。第一から第三までの無料の駐車場がありますが、表参道に一番近いのは第一駐車場、総門に一番近いのは第三駐車場となります。

詳細については、こちらの境内図を確認してください。第二駐車場は佐原香取インターチェンジのすぐ近くですが、そこから総門まで1キロ歩きます。

まとめ

香取神宮はどんなところなのか、その歴史的背景や見どころなどについて紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。

古来からこの場所に存在していた香取神宮ですが、パワースポットとして人々に親しまれてきました。特に人によっては奥宮や三本杉からパワーを感じるといったことが聞かれます。この神社は森林なども多く自然豊かな場所であり、ちょっとした気分転換などで行くのもよいかも知れません。

香取神宮へは車で行くなら問題ありませんが、電車やバスだと本数が少ないのでアクセスはやや不便かも知れません。そのせいもあるのか、平日でも駐車場はけっこう混んでいました。

  • 香取神宮の御祭神は経津主大神。
  • 創建は諸説あるが、紀元前643年と伝わる。
  • 神宮というのは格式高いは特別な神社。
  • 式年遷宮は戦国時代に止まり、代わりに式年神幸祭が行われいる。
  • 本殿と楼門が重要文化財に指定。
  • 要石はオオナマズの尻尾を抑えつける不思議な石。
  • 奥宮から強いパワーを感じるという人がいる。

コメント

タイトルとURLをコピーしました