富岳風穴
富岳風穴は西湖コウモリ穴よりも気温が低いらしく、昭和初期までは、蚕の卵の貯蔵に使われていたといいます。
富岳風穴に行くには、森の駅に向かって右に進んでいきます。再び樹海の中に入っていきます。
富岳風穴に向かう途中、「ガス孔の跡」があります。地中にたまったガスが抜けてできた穴といいます。
これを見ると、青木ヶ原樹海が本当に溶岩が固まってできた岩の上にあることがわかります。
入り口ではヘルメットの貸出をしております。富岳風穴は西湖コウモリ穴よりは、全体的に天井が高く歩きやすいです。ヘルメットは必須ではないようです。
西湖コウモリ穴ではリュックがかなり邪魔になりましたが、ここでは全く気になりませんでした。
階段を下っていき、風穴の中に入ります。
富岳風穴の中に入っていくと氷の柱が見られます。どこかに天然の冷蔵庫とか書いてありましたが、冷蔵庫なら氷は溶けるはずなので、それよりも気温が低いということですね。
行き止まりには光る苔(こけ)があります。洞窟内の微生物のえさとなっているようです。
青木ヶ原自然歩道
富岳風穴のチケット入場口の近くに、鳴沢氷穴へ続く遊歩道(青木ヶ原自然歩道)の入り口があります。
富岳風穴から鳴沢氷穴までは、ここを歩いて20、30分で行くことができます。普通はこういった遊歩道は人がほとんどいないのですが、この青木ヶ原自然歩道については、途中何人かとすれ違って、意外と人が多いなと感じました。
距離も長くないですし、だれでも気軽に青木ヶ原樹海を堪能できる場所なので、人気があるのだと思います。
再び青木ヶ原樹海の中を歩いていくと、建物が見えてきました。どうやら、鳴沢氷穴についたようです。
鳴沢氷穴にも売店があります。さすがに歩きづめで疲れたので、氷穴に入る前に一休みすることにしました。
売店で「信玄きなこパフェ」を購入、信玄餅の入ったパフェです。
「玄米フレークときな粉餅と黒蜜のコラボ!」と不思議な組み合わせですが、直感でまずくはないなと感じていました。きなことアイスの相性もよく、普通においしかったです。
鳴沢氷穴
さて、休憩もとったところで、いよいよ鳴沢氷穴に入りたいと思います。
入り口の注意書きに高さ「天井の91cm が5m 続きます」と注意書きがあります。西湖コウモリ穴では、リュックサックが邪魔になって低い天井に苦しんだので、コインロッカーがないか探してみました。
コインロッカーはないみたいで、チケット販売の受付に頼んでみたところ、リュックを預かってくれました。
鳴沢氷穴も大人はヘルメット着用が必須です。
ヘルメットをよく見ると上の方が傷だらけです。「皆さん相当、岩にぶつけているだな」と思いました。
洞窟に入るには入口を抜けて、階段を下っていきます。
いきなり、低い天井があります。「91cmが5m」はここのようです。
私の前に身長190cmはある体の大きな外国人が入っていきましたが、「こんなところ、よく通れるな」と思いました。
富岳風穴と同様、鳴沢氷穴にも氷があります。まあ、「氷穴」というぐらいですから、当然でしょうか。
青いライトが照らされて、幻想的な空間となっております。
鳴沢氷穴は西湖コウモリ穴などと比較すると、短時間で見れてしまいます。さすがに疲れたので、このあとは河口湖駅の近くにあるホテルにバスで向かいしました。
青木ヶ原樹海周辺の観光スポットをもっと探してみる(たびノート)
まとめ
青木ヶ原樹海を散策して見どころについてレポートしてきましたが、いかがでしたでしょうか。
樹海探検もいいですが、ダンジョン気分を味割れる西湖コウモリ穴、一年中氷があって、夏でも快適な富岳風穴、鳴沢氷穴も必見の場所と言えます。
中でも個人的に一番見応えがあったのは、西湖コウモリ穴です。洞窟観光で気をつけなければいけないのは、パンパンに荷物が詰まったリュックを背負っていると、かなり邪魔だということです。管理事務所にコインロッカーが置いてある場合もあるので、ケチらず預けることをおすすめします。
青木ヶ原樹海は電子機器や方位磁針が使えなくて、恐ろしい場所というイメージがある人も多いかと思いますが、遊歩道がかなり整備されていれ、そこからはずれない限りはそれほど危険な場所ではありません。ちょっと警戒しなければいけないのはツキノワグマとの遭遇でしょうか。
なんだか怖いけど、一度は樹海の中に入ってみたいと言う方は、富岳風穴と鳴沢氷穴の遊歩道(青木ヶ原自然歩道)がおすすめです。
青木ヶ原自然歩道なら時間にすると20、30分だし、比較的人も多いので気軽に青木ヶ原樹海の散策を楽しむことができます。熊さんのほうも実は人が怖いので、人が多い所なら遭遇確率がかなり減ります。
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