地球温暖化の影響なのか、近年では夏が異常に暑くなることがありますね。
暑い日が続くと、涼しい場所に行きたくなるものです。夏に涼しい場所といえば、避暑地が思い浮かびますが、避暑地といえば軽井沢や日光などが有名です。
しかし、意外と知られていないかも知れませんが、草津温泉もエアコンなしでも過ごせる意外と涼しい場所です。
草津温泉へのアクセス
今回は電車で草津温泉に行ってみることにしましたので、その見どころなどについてレポートしていきたいと思います。最寄り駅である長野原草津口駅までは電車で行って、そこから草津温泉まではバスを利用して行きました。
長野原草津口駅から草津温泉バスターミナルへ
長野原草津口駅の周りには、あまり施設がありません。見渡す限りではコンビニもなく、ちょっと困ってしまいました。
長野原草津口駅の隣にあるのが、この建物です。1階はお食事処となっております。帰りに、ここで食事しようと思いましたが、すでに閉まっていて宛がはずれてしまいました。確か午後5時ごろだったと思います。
草津温泉行きのバスは、長野原草津口駅前から出ております。JRバスなので基本的に電車と接続しているようでした。
長野原草津口駅からバスに乗り、約30分ほどで草津温泉のバスターミナルに到着です。
草津温泉バスターミナルの中には図書館があります。草津温泉の歴史を調べることができます。
草津温泉バスターミナルの正面にはモニュメントがあります。スポーツと文化をテーマにしているようです。
モニュメントの近くには足湯もあります。
草津温泉バスターミナルの前にはローソンがあります。ローソンといえば、青と白の看板をイメージしますが、観光地使用の建物になっておりますね。
長野原草津口駅にいた頃は普通に晴れていたのですが、雨が降ってきてしまいました。草津温泉は急に雨が降ってきたりと、天気が安定しない感じがあります。標高が「1200m」と割と高いので、涼しくもあり、気候変動が激しいのでしょうね。
とりあえず、ローソンの隣りのお食事処「夢花」で、雨が止むのを願ってゆっくりと食事することにしました。
中もしたメニューは舞茸の天丼です。草津温泉には舞茸の天ぷらを扱っているお食事処が多いです。
草津温泉の見どころは?
食事休憩をしていたら、運良く雨が上がったので、草津温泉を歩いて廻ってみたいと思います。草津温泉の見どころとして有名なのは、やっぱり湯畑でしょう。
湯畑
草津温泉のバスターミナルから湯畑までは歩いて数分です。湯畑のほうへ歩いていき、湯路広場が見えてきたら、もうすぐそこです。
草津温泉でも有名なスポット「湯畑」に到着です。硫黄の香りが漂っていました。
1726年8代将軍徳川吉宗の命により、現在の草津温泉湯畑付近から温泉を汲み上げて江戸城内まで運んだと記録に残っていますが、その場所がこの木枠の中だそうです。
そのため、木枠の中の湯を特に「御汲上の湯」と呼んでいるそうです。
湯畑を囲っている枠には、いろいろな人の名前が刻まれております。前田利家や大谷吉継といった戦国武将の名前などもあって「おや?」って感じでしたが、なぜ名前がきざまれているのでしょうか。
これは草津を訪れた人たちの名前が刻まれているそうです。戦国武将は戦いの傷を癒やすなどの目的で草津温泉に来ていたといいます。
湯畑の脇には足湯がありました。足湯は基本的に暑いといったイメージがありますが、ここの足湯はそれほど暑いとは感じませんでした。
ここは湯畑でも人気のある撮影スポットみたいです。多くの人がここで写真撮影をしておりました。夜になるとライトアップされます。
ライトアップの画像については後ほど紹介したいと思います。
無料温泉
湯畑のまわりには無料で入れる温泉がいくつかあります。ただし、基本的にそういったところはコインロッカーなどはないので貴重品などを持っていると、なかなか利用するのが難しいです。
今回はカメラなどを持っていたので、無料温泉めぐりは断念しました。やるなら、バスターミナルのコインロッカーに貴重品を預けるか、宿泊するホテルに置いてくるかになるでしょう。
西の河原公園
湯畑から数分歩いた場所には「西の河原公園」があります。
西の河原公園の中には川が流れています。もしかして温泉の川でしょうか。
川の水に触れてみました。常温の水よりは少し温かいですが、お湯とまではいえない温度です。
進んでいくと、ここにも足湯があります。
更に進んでいくと鳥居が見えてきました。草津穴守稲荷神社(くさつあなもりいなりじんじゃ)です。
鳥居を潜って、階段の上に行くと「草津穴守稲荷神社の本殿?」があります。
池から湯気が上がってますね。こちらはお湯ですが、温泉として入ることはできないようです。
西の河原公園の中には公衆トイレもあります。もう少し手前にもトイレがありますが、こちらのほうがキレイなのでおすすめです。
なぜか外国人の像があります。
ベルツ博士とスクリバ博士の像です。二人とも草津温泉の研究をした人のようですね。
川の上流の方は立入禁止となっております。湯気というよりも、噴煙が上がっているようにも見え、かなり暑そうです。
またまた足湯がありました。
足湯のとなりには「草津ビジターセンター」があります。中では草津の植物などを紹介しております。
午後4時には閉まってしまいます。時間はちょうど午後4時をこえたところで、すでに閉まっておりました。
露天風呂の案内があります。タオルとバスタオルを持っていなくても、販売しております。都市のスーパー銭湯ではタオルは100円も出せば購入することができますが、観光地使用なのかちょっとお値段は高めです。
露天風呂に入りたい方はフェイスタオルとバスタオルを持参することをおすすめします。
展望台のようなものがありますね。
ここから、西の河原公園の景色をみると、こんな感じです。なかなかいい眺めですが、暗くなるとライトアップされます。
ライトアップの画像については後ほど紹介したいと思います。
ここから先に行く人は少ないようですが、上に行く階段があります。
階段を登ってみると休憩所があります。
さらに進んで行くと、立ち入り禁止になっていました。これ以上先には行ってはいけないようです。
戻って露天風呂に入ることにしました。ちなみに男風呂は脇の道から丸見えです。人通りは少ない道ではありますが、風呂に入っている人は、丸見えになっているのを気づいていない人もいるみたいです。
夜には西の河原公園はライトアップされるといいます。それが見たいので、暗くなるまで露天風呂で粘りたいところです。
ただ、「のぼせやすいので入り過ぎに注意して下さい。」といった警告が出ておりました。
温泉は入ってみると、少し熱めに感じましたが、次第に慣れてきて思ったよりも長く浸かることができます。入りたてに感じる体感温度ほどは水温は高くはないみたいです。
寝湯ができる場所があって、そこに寝転がって暗くなるまで時間を潰しました。
かけ湯はありますが、洗い場がないのがちょっと残念でした。とてもいい温泉なので、今後に洗い場ができることに期待したいと思います。
暗くなるまで粘って露天風呂から出たら、ライトアップが始まっていました。実際と写真では見え方が少し違いますが、さきほどの展望台からとった写真がこれです。紫色の光で幻想的ですね。
カメラの補正機能(ISO)により、空が明るく見えますが、実際はもっと暗かったです。
草津穴守稲荷神社もライトアップしています。
湯畑のライトアップ
湯畑に戻ってきたら、こちらもライトアップしていました。
観光地の夜は店が閉まるのが早いイメージがありますが、19時を過ぎても湯畑周辺のお店はけっこう開いております。
まとめ
草津温泉の見どころについてご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。
バスターミナル周辺から歩いていける場所でも見どころが満載ですが、日帰りでも十分廻れると思います。もちろん、ゆっくりと温泉をハシゴしながら、泊まりでくるのもおすすめです。
地元では耐え難い猛暑が続いていましたが、筆者が止まった旅館ではエアコンがついていないのに、全く問題なく過ごすことができました。
草津は温泉を楽しむのもいいですが、夏の避暑地としてもとてもいい場所です。
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