今回は大谷観光一日乗車券を使って宇都宮をバスと徒歩で廻ってみて、見どころなどを紹介していきたいと思います。
宇都宮は駅周辺は都会ですが、バスなどで少し移動すると観光スポットがいくつかあります。猛暑日なので歩き回るのは辛いのですが、大谷資料館は非常に涼しいところで、夏でも半袖で中に入るのは厳しいと聞いております。
また、宇都宮といえば、餃子が名物ですね。ぜひ、食べていきたいと思っています。
大谷観光一日乗車券とは?
バスを使って大谷資料館などをするなら、大谷観光一日乗車券の利用がおすすめです。
この券は宇都宮駅から大谷地区までの路線バスが一日乗り放題で、しかも大谷資料館の入場券と大谷観音(大谷寺) 拝観券がセットになっております。
金額は
- 大人:1,750円
- 中学生:1,200円
- 小学生:600円
となっております。この券を使用しなければ、このコースを廻れば大人で「2,100円」かかりますので、なかなかのお得な乗車券となっております。
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宇都宮・大谷資料館のバス運賃(往復):900円
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大谷資料館拝観料:800円
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大谷寺拝観料:400円
また、大谷観光一日乗車券には他にも飲食の割引などお得な内容が含まれております。詳細については次のページを確認して下さい。
大谷資料館
大谷資料館の地下採掘場跡では1919年から1986年まで、石が採掘されていました。地下の広さは野球場がすっぽりと入ってしまうほどで、まるで地下宮殿のようになっております。
年の平均気温は約8度と非常に低く、夏でも半袖・短パンでいるのは、かなり辛い場所です。戦時中は地下の秘密工場として利用されており、戦後は一時は政府米の貯蔵庫として使われておりました。
大谷資料館に行くには宇都宮からバスに乗って、「資料館入り口」で降車します。
大谷資料館のすぐ隣には大谷景観公園があります。
大谷景観公園は、その名の通り景観を楽しむ公園のようです。
大谷資料館に向かって進んで行くと、入り口がありました。バス停からはほんの数分です。
中に入ると、いかにも人工的でダイナミックな岩山が見えてきました。ここでも石の採掘が行われていたようですね。
地下坑内の入口がある建物です。
大谷資料館(地下坑内入口)の建物の隣には軽食などができるレストランがあります。非常に暑かったので、かき氷を食べている方々がいました。
大谷資料館の中のこの先が坑内となります。入口の近くに来ると、ひんやりした冷たい風が中から吹いて来ております。
オレンジのパイプが見えますが、坑内から空気を吸い上げて、エアコン代わりにしているようです。
階段を下って地下に向かいます。
まさに「秘密の地下宮殿」といった感じですね。中は暗いので写真はかなりの確率でピンボケしてしまいます。なかなかうまく撮れないので、せめてカメラの一脚をもってくればよかったと少し後悔しました。
坑内の中には、なぜかアートもあります。
地下ステージもあります。実際にコンサートなどのイベントなどが行われることがあります。
坑内が涼しいだけに資料館の外に出たら、そのギャップでとてつもない熱気を感じました。
大谷寺・大谷観音
大谷観音(おおやかんのん)は大谷資料館から徒歩で10分程度の場所、大谷寺の中にあります。大谷寺は、このときは門が工事中でした。
大谷観音は810年に弘法大師の作ったと伝えられている石の像で、日本最古の石仏とも言われております。
このて建物の中に大谷観音があるのですが、残念なことに中は撮影禁止でした。
ご興味がある方は自分の目で見ることをおすすめしますが、大谷寺のホームページでも確認できます。
大谷寺の庭園は、なかなか風情があります。
弁天堂です。
庭園の奥に進んで行くと、登山口があります。片道15分とあるので、とりあえず、登ってみることにしました。
ひたすら階段を上がっていきます。
行き止まりには、なにやら碑があります。あとで調べたら、「大正天皇記念碑」みたいです。それ以上は、よくわかりませんでしたが、大正天皇がここを訪れたのでしょうか。
引き返すと分かれ道が、ありました。確か右のほうから来たと思うので、一応、左の道も行ってみました。
行き止まりにつくと、何やら石の像が見えます。これから向かう予定の平和観音の後ろ姿のようです。
平和観音
平和観音(へいわかんのん)は大谷寺のすぐ近くにあります。大谷寺からは歩いて2,3分といったところです。
平和観音は戦後間もない1948年に戦没者を追悼するために作られたそうです。高さは約27メートルあります。
人と比べてみると、その大きさがわかります。
脇にある階段を登っていくと、顔をよく見ることができます。
来らっせ(宇都宮餃子食べ比べ)
せっかく、バスの一日乗車券を持っているので、帰りは少し寄り道していくことにしました。
宇都宮駅の少し手前、宇都宮二荒山神社下で下車して「来らっせ」という宇都宮餃子が食べ比べできるところに向かいます。
「来らっせ」はMEGAドン・キホーテの中にあります。
場所はMEGAドン・キホーテの地下にあります。
エスカレーターを下るとありました。ここですね。
とりあえずは、宇都宮餃子めんめんの「羽つき餃子」「ゆで餃子」を頼んでみました。
まだまだいけますね。次に香蘭の「ねぎ塩餃子」です。
もうちょっと、いけるかな。ぎょうざの龍門の「よだれ餃子」を頼みました。
お腹もいっぱいになってきたので、このへんでやめておきます。1食まるごと餃子のみなんて経験は、もしかしてら生まれて初めてだったかも知れません。
来らっせの詳細については次のページを確認してみてください。
→ 来らっせ
宇都宮二荒山神社
MEGAドン・キホーテの前には二荒山神社(ふたあらやまじんじゃ)があります。イベント前で鳥居の周りにステージを作成中でした。
神社に行くためには鳥居を通った後、長い階段を登る必要があります。
階段を登り終えると、拝殿が見えてきます。
宇都宮二荒山神社は第16代、仁徳天皇(にんとくてんのう)の治世(推定4または5世紀)に作られたと伝えられております。
主祭神は豊城入彦命 (とよきいりひこのみこと)で、第10代、崇神天皇(すじんてんのう)の第一皇子です。
カトリック松が峰教会
宇都宮二荒山神社から歩いて数分の所にあるカトリック松が峰教会も観光スポットとなっております。1932年に建物が完成したそうで、1998年には国の登録有形文化財に登録されております。
協会の中は、こんな感じです。エアコンはなくて、ところどころに扇風機がありますが、外の気温のわりには、それほど暑いとは感じませんでした。
宇都宮城
カトリック松が峰教会から歩いて数分の場所に宇都宮城があります。
築城されたのは平安時代と古いお城で、築城主は藤原秀郷(ふじわらのひでさと)と言われております。藤原秀郷のことをご存じない方もいると思いますが、平将門(たいらのまさかど)を討伐したとされる武将です。
宇都宮城には資料館があります。展示物の写真を撮ろうとしたら、係員に「ここは撮影禁止になっております。」と注意されました。
宇都宮城の櫓の中に入ることもできます。中で寛いでいる人達がいたので、入るのはやめておきました。
一日でいろいろ廻れて満足です。この後、大谷観光一日乗車券を使ってバスで宇都宮駅まで戻りました。
まとめ
大谷観光一日乗車券を使って宇都宮をバスで観光し、見どころなどを紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。
近年の夏は非常に暑くなる傾向があり、夏でも涼しい大谷資料館はとても快適でした。その後は、しばらくは少し暑苦しい観光になってしまいましたが、夕方ぐらいには暑さは少し収まってきました。
というわけで、今回のバスを使った観光コースを夏には、おすすめできるかは微妙です。逆に寒い時期だと、一番の見所である大谷資料館が厳しいかも知れません。
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