今回は日光の観光名所のひとつである竜頭の滝から戦場ヶ原を抜けて湯本温泉までのハイキングコースを楽しみたいと思います。コチラのハイキングマップを参考にしました。
このマップのとおりだと約3時間のハイキングコースとなります。途中の観光や休憩を入れると4時間ぐらいは見ておく必要はあるでしょうか。
しかしながら、カメラを取りながら、ゆっくりと歩いているとはいえ、自分の経験では、こういったマップの時間はあまり宛にならず、大幅にオーバーしてしまうことが多いですが、後ほど所要時間などについてもレポートしたいと思います。
それでは、写真とともに次のスポットを観光した体験や見どころについて紹介していきます。戦場ヶ原のハイキングにご興味がある方は、ぜひご参考に下さい。
- 竜頭の滝
- 赤池
- 戦場ヶ原
- 湯滝
- 湯ノ湖
- 日光湯元温泉
竜頭の滝(りゅうずのたき)
ハイキングの出発地点である竜頭の滝までは東武日光駅からバスで行くことにしました。
バスに乗る時間は約1時間程度となります。東武日光駅にいたときは晴れていたのですが、バスに乗っている途中で雨が降ってきました。
すぐに止んでくれることを期待しましたが、雨が止む気配はなく、バス停「竜頭の滝」に到着です。
バス停から一瞬、「竜頭の滝はどっちだ?」と迷いましたが、バスで来た道を少し戻ったところに、入り口があります。
竜頭の滝の前には売店とお食事亭があります。かなり雨が強くなったので、軽食を取りながら雨が弱まるのを少し待つことにしました。
お食事亭でみたらし団子と揚げ出し餅を注文しました。
食事を取りながら時間を潰していたら、運良く雨は弱まってきました。このチャンスにハイキングに出発しようと思います。
こちらが竜頭の滝となります。滝つぼ近くが大きな岩によって二分され、その様子が竜の頭に似ていることから「竜頭の滝」と呼ばれるようになったそうです。
秋には美しい紅葉も見られるということなので、また秋にでも来たいところですね。
さて、戦場ヶ原を目指したいと思います。少しわかりにくいですが、竜頭の滝に向かって右脇に戦場ヶ原へ行く道があります。
滝の上へと向かっていく道でもあります。戦場ヶ原へは行く気はないけど、滝上がどうなっているのか見てみたい方は、ぜひ、この道を利用してみてください。
竜頭の滝の上のほうは、こんな感じです。
戦場ヶ原に向かって進んでいくと、いかにもハイキングコースといったような道になってきました。
ハイキングコースをひたすら進んでいくと、
「あれ、通行禁止かな?」
大丈夫です。簡単に門は空きますし、先に進むことができます。この先がクマやサルの生息地であるという警告があります。
戦場ヶ原
戦場ヶ原に向かうこの道は「日光てくてく歩道」という名前がついています。
先程の強い雨の影響でしょうか。道なのか川なのか、わからない状態になっております。
普通のウォーキング用のシューズを履いていたので、中までびしょびしょになってしまいました。雨の日に来るところでは、ありませんね。
竜頭の滝から約1.5キロほど歩いて来ました。戦場ヶ原に行くには湯滝方面ですが、赤沼まで「0.2Km」とあります。トイレに寄って行きたかったので、赤沼に行くことにしました。
200メートルよりも、もっと長い距離があった感じがしますが、赤沼に来ました。
赤沼については事前に調べていなかったので、なにか沼でもあるのかなと思いましたが、そうでもなさそうです。茶屋(赤沼茶屋)があって、自動販売機もあります。
かつては赤い沼があったそうでは、現在は残っていません。大ムカデが矢にささって血を流し、沼が赤く染まったという伝説がありますが、実際はこのあたりの土壌に鉄分が多く含まれていたため、赤くなったようです。
赤沼には公衆トイレもあります。とても衛生的な綺麗なトイレで、寄り道をしたかいがあったというものです。
トイレの前に休憩所があったので、少し休みました。
幸いにも雨のほうは、ほぼ止んでいます。先程の案内まで引き返して、湯滝方面に向かいました。ここまではハイキングの道中で泥道にずいぶんと苦しめられましたが、この辺は快適な木の道です。
隣には川が流れていて、歩いていてとてもいい気分でした。
広大な湿原にたどり着きました。ここが戦場ヶ原ですね。
かつて中禅寺湖をめぐって男体山の神と赤城山の神が争った「戦場」だったという神話が名前の由来となっているそうです。
椅子があったので、少し休んで景色を楽しみました。
泉門池(いずみやどいけ)
さて、湯滝に向かってハイキングを続けますが、途中に泉門池という池がありました。案内にはこの池にはマガモが泳いでいると書いてあります。
ところが池を見てみると、マガモはいませんでした。まあ、仕方がないですね。
湯滝
赤沼から湯滝(ゆだき)までは、距離にすると4キロ以上ありますが、景色もよく、楽しかったので、そんなに長くは感じませんでした。
竜頭の滝から赤沼までは雨が降った後ということもあり、泥道に苦戦しましたが、赤沼付近から戦場ヶ原を抜けて湯滝までのハイキングコースは個人的にとてもおすすめです。
赤沼に行く途中にも動物よけの門がありましたが、また、門が見えてきました。ここを抜けると湯滝があります。
湯滝の周辺にはコンビニ(ヤマザキショップ)や公衆トイレもあります。
滝の近くの売店で鮎の塩焼きとみたらし団子が売っていました。せっかくなのでみたらし団子を食べながら休憩です。
湯滝は下から見上げる感じでしたが、なかなかの迫力です。高さは70メートル、長さは110メートルある大きな滝です。しばらく、じっと眺めていました。
湯滝の脇に湯ノ湖へ向かう階段があります。ここから湯ノ湖までは「0.4Km」で、すぐ近くです。
問題は、この長い長い階段です。写真ではわかりにくいですが、かなり上の方まで続いています。
階段を登っていくと、湯滝の上に出ます。滝の上はこのようになっております。
湯ノ湖
湯滝の上まで来れば、湯ノ湖(ゆのこ)はもうすぐそこです。戦場ヶ原ハイキングコースもクライマックスといったところでしょうか。
湯ノ湖は噴火で川がせき止められたことによってできた湖で周囲3Kmとそれほど大きくはありません。湖の周りには散策路があり、1時間ほどで1周することができます。
今は夏ですが、秋には美しい紅葉が見れるといいます。
なにか湖の上にいますね。鳥のことは詳しくありませんが、カモでしょうか。もしそうなら、泉門池では残念ながら見られなかったけど、ここにいたかといった感じです。
湯ノ湖の周りの散策路を通りながら、目的地の湯本温泉に向かいたいと思います。
「ん?シカがつくった道?」なんでしょうか。
シカが繰り返し通ってできた道のようです。
これのようですが、あまりよくわからないですね。わかることは、この辺りにはシカがいるということです。
湯ノ湖の周りの道を30分ほど進むと、対岸に出ます。湯元温泉は、もうすぐそこです。
釣りをしている人がいますね。この湖ではニジマス、カワマス、ヒメマス、ホンマスといった魚が釣れるそうです。
日光湯元温泉
日光湯元温泉はちょっとした温泉街になっております。
竜頭の滝からは予定では4時間程度でここまで来る予定でしたが、実際は4時間半ぐらいかかりました。途中休憩も多かったし、筆者は歩くペースが遅いので、普通の人なら所要時間は4時間程度、ひたすら歩くことだけが目的なら3時間強程度だと思います。
温泉街を少しフラフラとしていると、何やらお寺(日光温泉寺)がありました。
お寺の歴史は意外と古いみたいで、日光を開山された「勝道上人」(しょうどうしょうにん)が、788年にこの温泉を発見し、病苦を救う薬師瑠璃光如来様をお祀りしたのが始まりといいます。
お寺の近くでシカの群れを発見しました。カメラを撮ったら、慌てて逃げていきました。撃たれるとでも思ったのかも知れませんね。
日光湯元温泉には、無料で入れる足湯「あんよのゆ」があります。
「あんよのゆ」は場所によって暑さが違いますが、基本的にかなり暑いです。暑くて私には絶対無理という場所もありましたが、熱いといいながら、その場所に入っている子供もいました。
時間があれば、どこかの宿の温泉に入って行きたかったのですが、思わぬ雨などの影響もあって、その余裕はありませんでした。
湯元温泉から東武日光駅まではバスで1時間以上かかります。今回は「あんよのゆ」で済ませておきました。
結局、バスに乗って東武日光駅についたのは19時半を回ってしまいました。駅周辺でお土産を買って帰ろうと思っていたのですが、お土産が売っている店はすべて閉まってました。
箱根などは結構、夜遅くまで駅の中のお土産屋が営業しておりますが、この日光では宛がはずれてしまいました。次回から気をつけたいと思います。
まとめ
日光の名所のひとつである戦場ヶ原ハイキングコースの見どころなどについて紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。
道中はとても素晴らしい景色でしたが、やはり雨が降ったあとに無理していくのは足場が悪いので、あまりおすすめできません。
今回は季節は夏だったのですが、雨のせいもあるのかあまり暑さは感じませんでした。秋には竜頭の滝や湯ノ湖は紅葉のスポットになるみたいなので、今度はぜひ秋にハイキングを楽しみたいと思います。
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